社会福祉法人恩恵会　けやきの森保育園のホームページ

 九州地方の南東部に位置する宮崎県は、年間の平均気温が約17度で日照時間や快晴日数も全国トップクラスを誇るため「日本のひなた」というキャッチフレーズを掲げています。

　宮崎県の平野部では米や野菜がつくられ、沖合は黒潮と豊後水道から流れ込む海流が混ざり合う好漁場であり、マグロやカツオ、伊勢海老、アジなどが水揚げされます。一方の西側は九州山脈が連なり、山菜やイノシシなどの山の食材に恵まれます。

　気候風土に恵まれた土地に見える宮﨑県ですが、毎年夏に上陸する台風に悩まされていました。そこで、台風が来る前に収穫できる早場米やハウス栽培、施設の中で育てることができる畜産業が発達し、特に畜産業では牛・鶏・豚のいずれも日本有数の生産量を誇っています。中でも有名な地鶏である「地頭鶏（じとっこ）」は、宮崎県で古くから飼育されていました。

 

 宮﨑県の各家庭では、「地鶏の味噌ころばかし」が時期を問わず日常的に食べられています。これは、お祝い事やお客さまへのもてなしとしても欠かせません。また、日光をたっぷり浴びて育つ特産物である「黒皮かぼちゃ」も古くから県民に親しまれています。

2月の給食では、この二種類の郷土料理を食べやすいようアレンジして提供しました。