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日本の郷土料理フェア~2022~

日本の郷土料理フェア

日本の郷土料理フェア 12月は「島根県」です。
2022-12-26
 
 島根県は地理的・歴史的背景から、東部の出雲地域、西部の岩見地域、島々からなる隠岐地域の3つの地域に区別されます。
日本海側気候地域の最西南端に位置するため、春から秋にかけては比較的温暖で、冬場の日照時間は短く降水量が多い特徴があります。
日本海側のため雪が降ることがある地域ですが、地域によって積雪量が大きく異なることも特徴的で、山陰地方のイメージに反して沿岸部や平野部での積雪は少なく、豪雪地帯に指定されているのは、県東端に位置する安来市や奥出雲町、西部に位置する浜田市や益田市のうち山間部に限られています。
農業、畜産業、水産業が全体的に盛んで、柿、カレイ、シジミは日本でも上位のシェアを誇っている他、特産物としてお米やブドウ、牛肉、アジなどもあります。
また、日本で初めて岩ガキの養殖に成功した県としても知られています。
 
今回の給食では、数ある島根県の郷土料理の中から「うずめ飯」「つみれ煮」「海苔筆」をアレンジして提供しました。
「うずめ飯」は、ごはんの下に隠された具材を混ぜて食べる料理で、石見地方、特に津和野藩に伝わる郷土料理です。江戸時代に贅沢を嫌う津和野藩主の目を気にして具をご飯に埋めたことが由来の一つとして伝わっています。
また、「つみれ煮」のつみれは、沖ギス、アジ、トビウオなど様々な魚をすり身にして作られています。その中でも特に沖ギスは鮮度が落ちるのが早いため、新鮮な状態で食べられるのは地元ならではで、人気があります。
「海苔筆」は、出雲の十六島(うっぷるい)地方でのみとれる貴重で縁起の良い「十六島海苔」をたっぷり使った料理で、汁のなかの海苔を持ち上げると筆の先のようになることが名前の由来となっています。今回は食べやすいきざみのりで代用して提供しました。
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