日本の郷土料理フェア~2023~
日本の郷土料理フェア
日本の郷土料理フェア 7月は「福島県」です。
2023-07-27
福島県は自然に囲まれたエリアであり、広大で様々な気候、風土の恩恵を受けて農作物の生産や漁業が
盛んです。海の幸・山の幸に恵まれた食の宝庫とも言われています。海洋性の温暖な気候の浜通り、
日本海側の寒冷な気候を有する会津、中通りの3地域に分かれ、それぞれの地域で様々な文化が育まれ
受け継がれてきました。冬季は積雪地帯になり、北西からくる強い季節風「我妻おろし」が吹くため、
この風を活かした「凍み」の食文化が根付いたと言われています。
7月の給食ではわっぱ飯、ひき菜炒り、ざくざく汁を食べやすくアレンジして提供しました。
わっぱ飯は会津地方の工芸品である「曲げわっぱ(ヒノキや杉の木を曲げて作る容器)」が名前の由来と
なっています。中に入れる具材はご当地ならではの山菜や川魚など様々で好みの物を入れられる、という点では
なんでもありな側面もあります。
ひき菜とは「千切りにした大根」を意味する福島県北部の方言で、ひき菜を炒めたものがひき菜炒りです。
ざくざく汁は江戸時代頃から親しまれている郷土料理のひとつです。食材をざくざくと角切りにした汁物で食感を楽しむことができます。